DEA皮革工房

革の魅力を生かすメンテナンス

コラム, トピックス, 革について

洋服にはトレンドがあって、流行に左右されるものが多い。

そんな洋服というジャンルにあって、流行に影響されづらいポジションにあるのが、ライダースやレザージャケット。
もちろん、デザインだとかサイズ感だとか、時代ごとにテイストの移り変わりや変化もあるのだけれども、ヴィンテージに価値を求めたり、経年変化を楽しむことができ、長く使うことが美とされる洋服はレザージャケットをおいて他にはないと言っても過言ではないだろう。

また、オシャレというのをどう定義するかにもよるのだが、他の人と違う着こなしであったり、その人を惹きたてるアイテムであったりすることが求められるなら、革製品ほど個性を表現できるものはないと思う。

革という丈夫で快適という機能性を持ちつつも、高級感を兼ね備えた素材。
着続けるほどに、着ている人の体型に変化していく、柔軟な着心地。
経年変化という時間がもたらす美しさ。

誰でもすぐマネできない難しさ、一朝一夕で手に入れることのできないオシャレがレザーにはあると思いませんか。

こちらでは、実際にクリーニング・リカラーなどのご依頼があったお品物の一部について、経年変化の美しさと共にご紹介したいと思います。

各ブランドと作業例

SCHOTT(ショット)

今のライダースの原型を生み出したブランドのひとつ。
とても重厚で、まさに鎧。
非常に厚い革で作られていますが、こちらのライダースは強いシボが出てなんとも味わい深く経年変化をしています。
クリーニング後は、エポレットやベルトなどの付属品も外しつつ、丁寧にオイルをいれれば、こんなに見事な光沢がでました。

VANSON(バンソン)

アメリカ最大のライダースメーカーのひとつ。
リカラーで日焼け部分に色を定着させました。

ライダースは経年変化により着心地が良くなります。
メンテナンスしつつ長く着れるようお手伝いいたします。

SAINT LAURENT(サン ローラン)

こちらは印象的な8つのメタルボタンを使用したナポレオンレザーライダースジャケット。
ラムレザーはクリーニングとメンテナンスでよりしなやかな仕上がりとなりました。

Alpinestars(アルパインスターズ)

モトクロスからF1まで幅広く愛用されている高い機能性のアルパインスターズのジャケット。
3色仕様でしたが、リカラーさせていただきました。
その時の様子はこちら。 リカラーすることで耐久性や撥水性の回復も期待できますので、機能性ともに優れたバイクウエアとして大活躍してくれるでしょう。

Alexander McQueen(アレキサンダーマックイーン)

ムートン本革レザーライダースジャケット。
ムートンの質感を保ちながらのリカラーいたしました。

スエードやムートンのリカラー、染め替えは、染料の調合と色掛け技術が大変難しいため、ぜひデア皮革工房へご相談ください。

Armani(アルマーニ)

上質なイタリア製メンズレザー。とてもしなやかです。
アニリン染めのレザージャケットは変色しやすいので、保管場所に気を付け定期的なメンテナンスをすると良いでしょう。

FranCisT_MOR.KS(フランシストモークス)

薄めのホースレザーのライダースジャケットで、美しい発色に柔らかい質感。
ホースレザーの独特の艶や光沢感を維持できるようメンテナンスを行いました。

PAIR SLOPE(ペアスロープ)

丹念に職人が作り上げた「日本製」ライディングウェア。
こちらのモデルは日常的な短距離走行主体の適度なライディング性能に、ややカジュアルな要素を加えつくったジャケットでしょうか。

良いものを永く大切に使う心を考え、技術ある職人が丁寧に作っているだけに、メンテンナンスすると、こんなに美しい光沢がでました。

PORTER CLASSIC(ポータークラシック)

シープレザーのダブルジャケット。

最高品質のシープレザーを使用しているとあって、軽く柔らか。
Porter Classicの定番の青を基調にしたキレイな色のレザーです。
レザーもいろんな色がありますが、リカラーをご希望の場合は、染料・顔料1000種類を調合して色を生み出し、同じ色を再現します。

Sisii(シシ)

特別ななめし技術で作られたSisiiのレザージャケット。
Sisiiといえば、自宅の洗濯機で水洗いができるレザーということが有名です。

今回はしなやかな質感を残しつつ、仕上げました。

革が薄いお品物は、ファスナーとか肩の縫い目のあたりが裂けてこないよう早めのメンテナンスを。
もし、ご自宅で洗うことに不安があったり、年に一度はメンテナンスとして専門店へ出すなら、ぜひお任せください。