DEA皮革工房

ライディングジャケットを快適に

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Alpinestars(アルパインスターズ)のプロテクター付きライディングジャケットのクリーニングとリカラーご依頼いただきました。

革製ジャケットの中でも、バイク用のライディングジャケットの特徴というと・・・
第一に、バイクに乗った際の前傾姿勢を取りやすいよう、袖の長さに余裕があったり、背中が出ないよう裾が長くなっていたり、バイクに適したデザイン。

そして・・・
本格的なライディングジャケットの中には、転倒した際のダメージを減らすために肩や肘、背中などにプロテクターを内蔵できるジャケットもあるところ。

DEA皮革工房なら、革専門の職人がプロテクターもレザージャケットのクリーニングもいたしますので、ぜひご活用ください。

アルパインスターズのライディングジャケット

この記事では、実際にライディングジャケットをクリーニング・リカラーしたときのビフォーアフターをご紹介いたします。

Alpinestars(アルパインスターズ)のプロテクター付きジャケット

アルパインスターズのライディングジャケット2

アルパインスターズといえば、イタリアの人気レーシングスーツメーカーブランド。
あのジョナサン・レイも着ていて、本当にカッコイイですよね。
世界最速で戦うライダーたちが認めた最高のギア。

革製のお気に入りのライディングジャケットとなれば、専門店でクリーニングするのが安心で、何より簡単です。
ご検討中のお客様はぜひ参考にしてくださいませ。

プロテクターって装着してる?

バイクに乗るならプロテクターを着用した方が良いのは、警視庁や県警、保険会社など、いろんなところがアナウンスしていてわかっているけど・・・実際、着用率が低いプロテクター。

いざプロテクターを着用するとなると面倒に感じたり、高価なだけに購入には躊躇してしまうかもしれません。
でも事故にあったとき着用していた人の「大けがにならずに済んだ」という体験談を聞くと、その必要性を強く感じます。
プロテクターは、ハードタイプのものや、エアバッグ式のものなどいろいろなものが販売されていますので、ぜひご自身にあったものを見つけてください。

今回、お預かりしたライディングジャケットは、プロテクター着用者の約6割が利用するといわれるウエア内蔵型でした。
肩、肘、胸、背中用のプロテクターを入れるためのポケットがジャケットの内側についています。
内臓型の良いところは、装着の手間がなく、外観上目立たないこと。
そしてしっかりと体に合ったものを着ていれば転倒時にプロテクターがずれる可能性が低いのもいいですよね。

警視庁が発表している2015年から2019年をまとめたデータによると、バイク死亡事故の約半数の通行目的が、実は通勤・通学中。
つまり、ツーリングやイベントなど遠出するときだけでなく、日常的にプロテクターを着用した方が良いというデータです。
自分を守るためにも、家族のためにも、バイクに乗るときにはバイク用プロテクターを装着しましょう。

参照:【警視庁白バイ隊 クイーンスターズの めざそう★Good Rider!】#2 大丈夫ですか?バイクの安全装備

ライディングジャケットの素材に適しているのは?

安全性重視で選ぶなら、ライディングジャケットの素材は、ぜひレザーを。
様々なブランドからライディングジャケットは販売されていますが、素材は、大きく2つに分けると『革』とポリエステルなどの『化学繊維』になります。

やはり、レザーは強度が違います。
革は、繊維の密度が高く、切り口は裂けにくく、ほころびない。
特に、牛革、馬革は、厚みがあり、転倒時の強度はもちろんのこと、運転の妨げにならないフィット感があります。
まとめると、革ジャンとプロテクターの組み合わせなら、最強になれるはず。
デメリットを挙げるとするならば、化繊でできたものとは違い、高価でメンテナンスを必要とすることでしょうか。
ここが問題。でも、カッコイイんです。

もちろん、日々のメンテナンスはご自身ですることになりますが、定期的に面倒なクリーニングや修理の部分は専門店に丸投げしてしまう。
そんな風に自由に、自分が好きなスタイルでバイクに乗るのはどうでしょう?
革のプロであるDEA皮革工房に定期的なクリーニングはお任せ下さい。

クリーニングで汗や汚れを落とす

バイクのジャケットは泥や排ガスや埃を浴びたり、時にはバイクのオイルが飛んでいたりすることもあるので、定期的にクリーニングすることで快適に着ることができます。
今回のクリーニングではまず、プロテクターを外す作業から入りました。

取り外したプロテクター部分についても、クリーニング。
汗が浸透し、全体的に汚れが白く浮き出ています。
運転中は風を受けているのであまり気にならないかもしれませんが、こうして見ると・・・やはり、かなり汗を吸収していたことがわかります。

とはいえ、ライディングウェアは、ピッタリしたものを着ることで、操作性、安全性、カッコ良さも決まると思いますので、汗がついたりするのは仕方ないこと。
しっかりと水洗いをして、水溶性の汚れである汗やニオイの元を洗いながせば良いのです。

こちらの画像は、アルパインスターズとは違うレザージャケットになりますが(作業しているときに写真を撮り忘れてしまいました)、クリーニングの様子になります。
お預かりしたライディングジャケットは、レザーの種類に合わせて、しっかりと革専用の洗剤とブラシを使って一点一点、職人が汚れを落とします。

リカラーで傷を修復する

クリーニング後は、全体的な色落ちや擦れを確認し、リカラーで補修します。
3色仕様ということで色が多いので、リカラーは通常より特殊な作業となりました。
ご依頼の際に、元の3色に合わせたリカラーか、黒一色での染め替えもご検討されたのですが、こちらのお品物は革自体が硬く、色が乗せにくいため、元色へのリカラーでの補修となりました。

DEA皮革工房では、職人がお客様のお品物の革の種類、質感、加工状態やジャケットデザインにとって一番良いお手入れ、リカラーや色替えのご提案をいたします。

ご希望や気になること、修理してほしいこと等、ぜひご相談ください。
経験豊富なスタッフや高いメンテナンス技術をもつ職人がお答えいたします。

因みにリカラー料金は

リカラー

リカラー

周りの色に合わせて着色。
クリーニング料金の2倍

色替え

色替え

全く異なる色に着色。
クリーニング料金の3倍

小さなシミなどワンポイントでリカラーする場合は、クリーニング料金の1.5倍で。
ただし色のバランスを取らなければならないときなど全体をリカラーした方が良い場合もございますので、お気軽にご相談ください。

革衣類の料金表はこちらでご案内しています。

良いバイクジャケットは防水性と通気性に優れているものですが、革表面が傷ついていたり弱っていたりしたら、その能力は発揮できないかもしれません。
傷がついてしまった場合もリカラーすることで耐久性や撥水性の改善が見込めますので、ぜひお試しください。

ビフォーアフター

こちらがリカラー後のお品物になります。

全体的に艶と張りが出て、ファスナー付近の結構擦れている色落ちも、キレイに補修されています。

比べてみるとこの通り。

フロントファスナー周辺のスレもリカラーならここまでキレイになります。

ぜひご自身を守るためにもライディングジャケットの定期的なメンテナンスを。
運転中のあなたを守ってくれる大切なプロテクターも丁寧にクリーニングいたします。

モータースポーツ、通勤の相棒、趣味のツーリング。
バイクを楽しむためにも、最高のパフォーマンスを引き出すためにも、定期的なメンテナンスとクリーニングはいかがですか?
快適になることで、ライディングが向上したりするかも?
クリーニングのご依頼お待ちしております。